『読売新聞』1997.12.30     [今日のノート]瓢箪から頭髪     大阪朝刊

 「瓢箪(ひょうたん)から駒が出る」「棚からボタモチ」とは予期せぬ幸運に巡り合うことだ。数百万はあろう薬品のごく一部に、医師の手に負えない不治の病や身体の改善に役立つもののあることが、ひょんなきっかけで分かることがある。
 我慢できない胸痛の発作に見舞われ、時には命を落とす狭心症や心筋梗塞について、十九世紀前半までの医学は「この症状は、ほとんど何もなすすべがない」とお手上げだった。
 ところが一八四七年、イタリアの化学者が爆薬のニトログリセリンを合成中、オリーブ油のようなものが出来た。いたずら半分になめてみたところ、こめかみがズキズキし、激しい頭痛に襲われた。爆弾の材料に、血管を拡張し、血流を劇的に改善する作用があったのである。
 その後、ニトログリセリンは心臓発作の特効薬として数えきれない人々を救うことになる。まさしく瓢箪から駒の類いだった。
 男性のかなりが高齢とともに前立腺肥大症になる。老化が原因とされるものの発症の経緯は不明である。これを治療するのにプロペシアという薬が開発された。患者が使ううち、ハゲていた頭に髪の毛がはえてきた。薄いのが濃くなったなどの思わぬ効果が見つかった。製薬会社が「画期的毛はえ薬」として本腰を入れたのは言うまでもない。

 米食品医薬品局が先日認可した男性用育毛剤は、そんな経過で悩める男子が服用することになる。臨床試験で八三%に発毛効果というから本物だろう。でも人間万事塞翁が馬、これがニトロのように定着したらカツラメーカーはどうなるのか。でも理髪店は新たな顧客増殖にニンマリだろう。とかくこの世はゴム風船、こちら凹(へこ)めばあちら膨らむで今年も暮れる。

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