アボルブは、イギリスのグラクソ・スミスクライン社が開発した前立腺肥大症のための治療薬で、デュタステリドが配合されています。
海外ではアボダートという名称で販売されており、デュタステリドというジェネリック薬(同一成分の後発薬)もあります。

デュタステリドは、前立腺肥大症の治療薬としては2001年にアメリカ食品医薬品局(FDA)に承認され、 日本では2009年に厚生労働省に承認されました。
現在では世界85カ国で年間 約300万人の患者さんに使用されています。
また、2009年には韓国で男性型脱毛症(AGA)治療薬として承認されています。

ネットで調べてみると、アボダート、アボルブ、デュタステリドについて、以下のような記述があります。
注意点・・・ディタステライド系の商品で気を付ける事は、やはりステロイド系の製剤という事でしょう。使用するに当り必ず耐性というものが発生します。(必 ずというのは語弊がありました。耐性が付く可能性があります。)耐性が付くという事は、長期間使用すると効果が現れ難くなってくるという可能性があるとい う事です。また使用を中止するとかなりのリバウンドがあるとの噂もあり(これは噂ではなく、デュタステライドと同様に使用を中止すると効果は逆流すると思 います。)一度その効果を得る事となると、その後継続して使用していかなければならないという事もあります。

引用元:http://hatsuikutaiken.nomaki.jp/ikumouzai/aboda.htm
ステロイドとは、腎臓(じんぞう)の上の方にある副腎から作られる副腎皮質ホルモンの1つのことです。
ステロイドホルモンを薬として使用すると、体の中の炎症を抑えたり、体の免疫力を抑制したりする作用があり、アトピー性皮膚炎など、さまざまな病気の治療に使われていますが、耐性がついて効果が現れにくくなる傾向があります。

では、アボルブ(アボダート、デュタステリド)は、ステロイド系の医薬品なのでしょうか。
調べてみると、神奈川県横浜市のヨコ美クリニックのホームページ
デュタステリドもフィナステリドと同じくステロイド系の薬ではありません。
という記述があります。
この文章を執筆したのは、ヨコ美クリニック院長の今川賢一郎先生です。

今川先生の経歴は、この通りですから、信用できます。
    1974年  慶応義塾大学医学部卒業
    1982年   医学博士(慶応義塾大学)
    1985年~ 医療法人 横美会 院長 兼 理事長
    アメリカ毛髪外科専門医(ABHRS)
    American Board of Hair Restoration Surgery認定医
    国際毛髪外科学会(ISHRS)会員

http://www.yokobikai.or.jp/clinic.html?page=1

デュタステリド(アボルブ、アボダート、デュタステリド)は、ステロイド系の医薬品ではありません。
デュタステリド(アボルブ、アボダート、デュタステリド)は、ステロイド系の医薬品だから、耐性がつきやすいというのは、ネットのデマです。

2015年10月20日追記:

2015年9月28日、グラクソ・スミスクラインの新しいAGA(男性型脱毛症)治療薬「ザガーロ」がわが国で承認されました。

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ザガーロの主成分は、デュタステリド。
つまり、すでに発売されている前立腺肥大症治療薬のアボルブや海外版のアボダートをAGA治療薬として新たに売り出すということのようです。
デュタステリドがAGA治療目的で承認されたのは、韓国に続いて日本が2番目となります。

これを機会に、ザガーロの発売元であるグラクソ・スミスクラインに個人として電話をして、デュタステリドがステロイドであり、耐性がつきやすいという噂について再度、確かめてみました。
――「デュタステリドはステロイド系の医薬品だ」というネットの書き込みを見ましたが、実際のところはどうなのでしょうか?

グラクソ・スミスクライン担当者 ステロイド系の医薬品というのが何を示すのかが分かりませんが、確かにデュタステリドの構造式、骨格はステロイドと似ています。しかし、ステロイドはいろいろな部位に対して作用するのに対して、デュタステリドは5α還元酵素を阻害するという働きしかありません。その点でステロイドとデュタステリドは違います。

――デュタステリドは、耐性がつきやすいのでしょうか?

グラクソ・スミスクライン担当者 私どもでは、デュタステリド錠をアボルブの名前で発売しており、4年間の臨床試験のデータがありますが、耐性があるという結果は出ていません。これについては今後の試験の結果次第でさらに情報が出てくる可能性もありますが。

――フィナステリドには、フィナステリドの服用を中止しても副作用が継続する、「ポスト・フィナステリド症候群」という症状があるという話がありますが、デュタステリドもフィナステリドと作用機序が似ているので、「ポスト・デュタステリド症候群」があるのではないでしょうか?

グラクソ・スミスクライン担当者 アボルブの発売後、いくつかそのような報告が上がっておりますが、添付文書に記載する段階ではないと判断しています。
……ということで、デュタステリドはステロイドに似ているものの、耐性がつくという話を裏付けるデータはないとのことでした。

ちなみに、デュタステリドの構造式は、ザガーロの添付文書によればこうです。
キャプチャ

ステロイドの構造式は、以下のようなものがあります。

引用元:東京化成工業株式会社

私は理系ではないので、よく分かりませんが、似ているんでしょうかね?

なお、デュタステリド錠は、医薬品個人輸入サイトで購入できます。
医薬品個人輸入サイト最大手、オオサカ堂では、ザガーロの発売元であるグラクソ・スミスクライン製のアボダート(アボルブの海外版)を扱っています。
デュタステリドは、AGA治療薬として日本で承認されましたので、安心して服用できます。

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