経口脱毛症治療薬で注意すべき副作用

 プロペシア(一般名:フィナステリド)は2005年12月に発売された男性型脱毛症(Androgenetic Alopecia、AGA)の進行を遅延させる内用剤である。

 AGAとは頭頂部や前頭部の硬毛が徐々に軟らかく、細く短くなり、最終的には額の生え際や頭頂部の頭髪が消失してしまう疾患である。思春期以降に始まり、進行していく。女性にも、まれに認められる。

 AGAの罹患率は、30歳代で約10%、60歳代で50%、平均すると30%になるといわれている。潜在的に将来の脱毛に不安を感じる人を含めると、相当な数になると考えられている。

 AGAの主な原因物質はジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンと考えられている。DHTは5α-還元酵素によってテストステロンから作られる化学物質で、男性ホルモン受容体に結合すると、脱毛シグナルを放出して毛の成長を終了させる作用がある。DHTが何らかの原因で過剰に分泌されると、長く太い毛に成長せずに抜ける毛髪が多くなる。

 プロペシアは5α-還元酵素を阻害し、DHT産生を抑制することで、脱毛を抑制する。もともとは前立腺肥大症の治療薬で、使用した患者から「毛が生えた」という報告が相次ぎ、改めて育毛剤として開発された。

 服用方法は1日0.2mgからスタートし、必要に応じて適宜増量できるが、1日1mgを上限とする。また、効果が確認できるまでの目安は6カ月である。これは国内の臨床試験で、服薬開始から6カ月でプラセボとの有意差が認められたことによる。6カ月服用してもAGAの進行遅延に効果が認められない場合は、処方を中止する。

 本剤の適応は男性のみであり、女性の脱毛には効果がないとされている。海外での閉経後女性の男性型脱毛症を対象とした12カ月間のプラセボ対照二重盲検比較試験において、プロペシアの有効性は認められなかった。また、AGAと診断された男女で、前頭部と後頭部の5α-還元酵素の活性を比較したところ、濃度の高い前頭部でも女性では男性の3分の1程度であった。このことに加え、血清中のDHT濃度と5α-還元酵素の活性が低いことなどから、女性の脱毛には効果がないと考えられる。

 なお、添付文書には「本剤投与中の男性型脱毛症患者に対し前立腺がん診断の目的で血清PSA濃度を測定する場合は2倍した値を目安として評価すること」と記載されている。これは、プロペシアを服用している男性型脱毛症患者では、前立腺特異抗原(PSA)の濃度が約40%低下した試験結果があるためだ。さらに、海外の臨床試験では、前立腺肥大症患者へのプロペシア投与で、血清PSA濃度が約50%低下した報告がある。高齢者では比較的高頻度に行われる検査なので、プロペシアを服用していることを医師に伝えるよう指示する必要がある。

男性型脱毛症は、男性ホルモンによって髪の毛がだんだん細く、少なくなっていく病気です。
プロペシアは原因になるホルモンを抑えるため、脱毛症に効果があるとされています。
髪の毛が増えるという効果も期待できますが、どちらかと言うと現状を維持するような薬剤です。
また、この薬を飲んでいると、一部の前立腺の検査で測定される値が低く出てしまいます。前立腺肥大という病気にかかっているとさらに低くなります。
そのため、前立腺の検査を受ける際には、医師にプロペシアを飲んでいることを必ず伝えてください。この薬は最低でも半年飲み続けないと効果が出ません。
最初は0.2mgで、最も少ない量ですが、効果によっては薬の量を増やすことも考えられます。
飲むのをやめてしまうと効果がなくなってしまいますので注意してください。

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